2016年12月18日日曜日

『佛大社会学』41号予告

『佛大社会学』41号の編集作業を行っています。
次回原稿を広く会員各位から募集しております、投稿希望の方はお早めにご連絡をお願いします。(12月末まで)


41号投稿予定は、大学院修了者を中心に6本程度の論考が予定されております。
編集担当でフーコーディアンの山本も、月曜社から本年出版されました『統治性:フーコーをめぐる批判的な出会い』について、勝手に書評を書こうかと画策しています。


また、来年は佛教大学社会学部50周年の節目でありまして、何か社会学研究会においても新しい企画や研究会が開催できれば良いなと考えています。


私案ですが、「もうすぐ絶滅すると言われる紙の書物」(ウンベルト・エーコ)について、昨今、レイシズムとポピュリズム政治(EU圏の反移民ポピュリズムや、トランプ現象)を念頭において、それでもなお、紙の書物による教養と市民共同体への熱意を失わない、小規模出版社が頑張っています。


例えば月曜社や「共和国」、あるいは本学周辺においても洛北出版やかもがわ出版、北大路書房など、志しある多くの出版関係者/編集者がいます。彼ら/彼女らの熱意がなければ、今日のアカデミックな紙媒体の水準、そして市民的教養の共同体がどのような惨状になっているのか、想像することもできません。


こうした出版関連の人々を招聘して、若手院生や本学教員と研究会が開催できれば、私たちにとっても素晴らしい刺激になるだろうとも思います(もちろん、多忙な編集者らでありますので、まだ絵に描いた餅なのですが・・・)。


それでは、41号の内容が固まりましたらまたご連絡します。


編集担当: 山本奈生 yamamo-n@bukkyo-u.ac.jp

2016年3月25日金曜日

『佛大社会学』第40号を印刷しました

編集の山本です、丸40年目が経過しました『佛大社会学』の第40号を印刷しました。印刷担当は中西印刷でした。


今号の目次は以下の通りです。


【40号記念エッセイ】
『佛大社会学』と社会学研究会    丸山哲央
社会学研究の行く末          場知賀礼文
わたしを育ててくれた先生方     星明
「公開」の境界              牧野芳子


【論文】
ヴェーバー『理解社会学論』の執筆事情とその定位――リッケルト宛書簡を手がかりとして
 野崎敏郎


文化的転回と機能主義における文化社会学――「文化の社会理論」の構築に向けた一試論
 白石哲郎


「スクールカースト」における中学生の対人関係といじめ現象
 作田誠一郎


人口減少化社会における持続可能な地域モデル構築のための基礎概念――移民との共生を可能にする「多様性」と「民族関係」
 近藤敏夫


世代別人口増減分析からみる美山町の特徴
 長光太志


【研究ノート】
スポーツによる地域社会再生の可能性Ⅰ――スポーツ推進委員研究からみた諸課題について
 大束貢生


【会則・活動報告・投稿規程・名簿・編集後記】






以上五篇の論文と研究ノート一篇、記念エッセイが四篇掲載されました。執筆者各位ありがとうございました。
4月中に発送作業を行う予定です。